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老舗茶舗 京はやしや京都店|創業270年の京はやしやが再び京都に

老舗茶舗 京はやしや京都店|創業270年の京はやしやが再び京都に

京はやしや京都店が6月15日にオープンしました。
以前、京都にあった京都三条店は、抹茶パフェをはじめて世に出したお茶カフェでした。このたび懐かしさと新しさを「お茶」で感じていただくために京都に帰って参りました。

皆さまに作りたてのお茶と和菓子を楽しんでいただきたい。
古き良きお茶の楽しみ方はもちろん、さまざまな方法で新しいお茶の召し上がり方を提案したい。

そんな考えの元に、京はやしやのお茶と和菓子、そして、お茶を使った食事を提供する新しい京都店が誕生します。

創業270年を迎える京はやしや

京はやしやは創業270年を迎える老舗のお茶屋として、親しまれてきました。

「本物のお茶」を皆さんに楽しんでいただきたい。
その思いを抱き、現代を生きる皆さまに歴史と伝統ある本来のお茶の楽しみ方だけではなく、口にした喜びを感じていただけるようお茶の姿形を変えて提供しています。

お茶1滴ごとに込めた「ストーリー」を皆さんに受け取っていただくべく、京はやしやは挑戦し続けます。

リニューアルした京都店がオープンします

京都店

2024年、京都 蛸薬師に京はやしやが帰ってきました。
歴史ある京の良さを汲み取り、時代に合った京はやしやの新しい取り組みを取り入れた店舗となり、京都店ならではの落ち着いた美しさのある外装も特徴です。

京都店限定の商品も販売、そして、皆さまに愛されている京はやしやの葛ねりや抹茶わらび餅をご自宅でも楽しんでいただけるよう、毎朝店内の厨房で手作りしております。

京はやしやの集大成としてお茶本来の良さを生かしつつも、姿形を変えながら、時代に沿った茶文化の楽しみ方を提案します。

和を感じる、暖かな店内

京はやしや京都店の店内は素材が持つ生の質感を活かし、飾り気のないシンプルな内装が特徴です。

京都を象徴する和の良さを感じていただき、商品の見た目までお客さまに楽しんでいただくため、色合いやデザインも落ち着いた雰囲気を感じられるよう工夫されています。

土壁の色をそのままに残し、角のない丸みを帯びたカウンターは柔らかさを感じる作りに。
そして、ガラス張りの入り口から奥に見えるカウンターではお茶を淹れる瞬間を見ることができます。

店内にいる時間は抹茶を味わうだけではなく、目で見て楽しめるでしょう。
お客さまにゆっくりと過ごしていただける居心地の良い空間を作りたいという思いでオープンした京はやしや京都店。
皆さまのご来店をお待ちしております。

世界のお茶を楽しむ

京都店は2階がカフェスペースになっており、和室でくつろぐようにゆっくりとお茶を味わっていただける空間になっています。

京はやしやで長年愛されている抹茶やほうじ茶、煎茶など数々のお茶はもちろん、元祖抹茶パフェやほうじ茶の香りを楽しめるパフェなどそれぞれのお茶を味わっていただくこともおすすめです。

京都店ではお茶を「飲む」だけではなく、「食す」こともテーマにお茶を使用した食事メニューも提供いたします。
お茶本来の楽しみ方はもちろん、お茶の違った楽しみ方も感じていただきたいと考えております。

世界のお茶を食す

はじまりのお茶

京はやしやで取り扱っている「はじまりのお茶」は現在ほうじ茶と煎茶の2種類があります。

ほうじ茶

北陸地方では、ほうじ茶といえばお茶の茎を煎じた「棒ほうじ茶」が一般的です。
この「棒ほうじ茶」を最初に作ったのが、京はやしやの三代目林屋新兵衛なのです。

捨てられていた煎茶の茎を焙じて飲むことで、香りも良く香ばしいお茶となったほうじ茶。

当時は、茶は茶葉だけがお茶になり、茎は捨てられていました。
しかし林屋新兵衛は、茎にも栄養と香りが残っているはず、これを焙じるとさらに香りがたつのではないか、と考えました。
それが、「棒ほうじ茶」の始まりでした。

煎茶

江戸時代、一般家庭におけるお茶は、家の軒先に生えているチャの樹から摘んだ茶葉を、縁側で乾燥させ茶色くなった茶葉を煮込んだだけの飲み物で決して美味しいものではなかったといわれています。

その美味しくないお茶を現代の煎茶として美味しいお茶に作りかえたのが「永谷宗円」でした。
この永谷宗円が当時行っていたであろう手揉みの製法を再現して、最初に日本人が美味しいと感じた煎茶を作りたい。これが「はじまりのお茶」です。
手揉みで作られていた煎茶は今と異なり、茶葉に余分な圧力をかけずに揉まれた曲がった茶葉となっていました。

ですが、味は茶葉の風味をそのまま感じることができ、茶葉だけで旨味、渋みが楽しむことができ、2煎目、3煎目も美味しく飲める本当に有難い飲み物になりました。

しかし、江戸時代後期にお茶の海外輸出(アメリカ)が増えたことで、より見栄えが良く大量に生産できることに重きを置いた、真っ直ぐな茶葉ができました。そして何より当時アメリカでは煎茶の飲み方は砂糖、ミルクを入れて飲まれていたので渋い煎茶を求められました。

煎茶本来の味を楽しんでいただけるように、昔ながらの製法を機械で再現した「はじまりのお茶」の煎茶。

現在では9名のお茶農家さんがこの製法で製茶に挑戦して下さり、それぞれの農家さんの「はじまりのお茶」の煎茶を取り扱かうことが可能になりました。
農家さんによって、茶園の風土が異なるため味に違いがあることもおもしろい点です。

最初に日本人が美味しいと言った、「はじまりのお茶」ほうじ茶と煎茶をぜひ試してみてください。

京はやしやの和菓子

京都店では京はやしやを代表する葛ねり、抹茶わらび餅の販売を行なっています。
店内で作りたての和菓子を、お客様の笑顔を思いながら毎朝店頭に並べています。

京はやしやの葛ねりは葛のねっとり、とろける心地良い舌触り、お茶の苦み、うまみ、甘みをすべて引き出し、じっくりと作り上げた逸品です。
とろけるような口当たりが特徴の抹茶わらび餅も作りたてを味わえるのが京都店の特徴です。

どの商品も京はやしやの歴史とこだわりが詰まった一品です。
ぜひ作りたてを味わってみてください。

茶を食す

京はやしや京都店では、お茶を飲むだけではなく、食としてのお茶の楽しみ方を提案します。
現在提供しているお食事のメニュー3種類はいずれも京で愛され、京都店だからこそできる楽しみ方です。

京茶飯(京ちゃーはん)はほうじ茶で炊いたご飯に、茶葉を具材としても使用しています。
お茶そのものを味わえるヘルシーな料理であり、多くの人に愛されている人気のメニューとなっています。

蒸し寿司は冬に京都のお寿司屋さんでよく出されていたお寿司で、京はやしやでは茶で蒸しあげた「茶蒸し寿司」を1年を通じて季節の食材を楽しみながら食べられるように、祇園割烹の職人さんから教えていただきました。一度は試してみる価値ありです。

生湯葉あんかけ焼き茶飯はほうじ茶で炊いたご飯を焼きおにぎりの形にして、生湯葉の餡をかけています。
生湯葉は錦市場湯波吉さんからいただいた、作りたての湯葉を使用しているため京都店でしか食べることのできない一品です。

御膳についている漬物も京漬物を扱っている福田漬物さんから提供いただいている鮮度が良い季節の漬物を合わせてお出ししています。
京はやしや京都店では京都を感じてもらうために、京都の本物の食材を使わせていただいて作り上げています。

京はやしやの思い

京はやしやの「京」は京都からきています。
そのため、京都店ではただ「抹茶味のもの」を食べるのではなく、本物のお茶を食べて、飲んで、目で見て、さまざまな形で楽しんでいただきたいと考えています。

新しいお茶の飲み方、京都ならではのお茶の食べ方を提案するだけではなく、昔から愛されてきた味を懐かしんでいただく場所。
古き良きお茶、そして、新しいお茶の形、それぞれの良さを最大限引き出して皆さまに提供します。

店舗情報

  • 店舗名:京はやしや京都店
  • 所在地:〒604-8062
    京都府京都市中京区蛸薬師通麩屋町東入蛸屋町 152番地2
  • 営業時間:物販 10:00〜20:00 カフェ 11:00〜20:00(ラストオーダー19:30)
  • 店舗詳細:URL(https://kyo-hayashiya.jp/shoplist/kyoto/

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