ABOUT
お茶は本来、金色透明が良しとされてきました。
旨味や成分がギュッと凝縮された茶葉にお湯を注ぐことで茶葉が開き、1滴1滴が金色透明の美しいお茶へと形を変えていくのです。
その変化していくストーリーこそ、お茶本来の楽しみ方だと私たちは考えています。
私たち京はやしやは、260余年続く老舗のお茶屋です。
長い歴史の中では、お茶本来の良さを生かしつつも、姿形を変えながら、時代に沿った茶文化の楽しみ方を世の中に提供してきました。
そして、現在。再び「本物のお茶」を皆さんに楽しんでいただきたい。飾らない。格好つけない。何物でもない。本物のお茶。
お茶1滴ごとに込めた「ストーリー」を皆さんに受け取っていただくべく、京はやしやは挑戦し続けます。
長い茶文化の中で、お茶は時代に合わせて姿形を変えながら、たくさんの人々に親しまれてきました。
お茶の愛され方は、時代によって全く異なります。献上品として、栄養補給飲料として、嗜好品として…。
時代が求めるお茶を提供するべく、私たちはさまざまな取り組みを行なってきました。
そして現在。
ペットボトルのお茶の普及や抹茶スイーツの人気によって、お茶そのものはさらに身近に感じるようになりましたが、見た目や機能性にこだわるあまり、本来のお茶の在り方から離れてしまっているように感じています。
このような現状を危惧し、私たちはお茶の原点回帰を目指すことにしました。
お茶の栽培から製造、販売まで、一つひとつのフローに徹底的にこだわり抜く。本来のお茶の味わいや香り、楽しみ方を再現する。
そのために、日々、お茶と向き合っています。
お茶の原点回帰を目指すことは、私たちだけで成し遂げることはできません。
私たちの想いに賛同してくださっている、茶業に携わる方々の支えがあってこそ、ここまで歩んでこられました。
本当に美味しいお茶をたくさんの人に楽しんでいただきたい。シンプルな想を胸に、お茶づくりを追求し続けていきます。
京はやしやは、宝暦3年(1753年)初代林屋新兵衛が加賀・金沢に茶店を開いたのが始まりです。
明治11年には、三代目林屋新兵衛が、土や水、川霧に恵まれた京都・宇治に茶園を開きました。
以来、この地で工夫と努力を重ね、香味に優れたお茶を育ててまいりました。
初代林屋新兵衛が創業した後、三代目が煎茶の茎を利用した「棒茶(ほうじ茎茶)」を開発。
その後四代目は、インスタントティー、缶詰茶、固形茶の開発、五代目は、「茶を喫する店」としての喫茶店を開き、茶席の特別な飲み物であった「抹茶」をもっと手軽に楽しめるようにと「抹茶ミルク」や「抹茶パフェ」などを開発。
現在に至るまで、その時代に合ったお茶の愉しみ方を提案してまいりました。